思い込み。
思い込みほど怖いものは無いなぁ、と思います。
昨日の記事でも取り上げましたが、人類滅亡説。
噂が噂を呼び、中国ではろうそくを買い求める人が殺到したり、影響を受けた男が包丁で児童らを切りつけ、23人を負傷させるなどの事件も起きたようですね。
バッカジャネーノ?と思いたくなるような、なんの根拠もない噂が、なぜこれほどまでに影響力をもったのか、いまだに理解できません。
予言とか占いの類もそうですよね。
何の根拠もないことに、やたらと固執する人が沢山いますが、何故なんでしょう?
占いで人生変わるかっつーの。
しかし、占い師の方々って信用を得るのが上手いですよね。
寧ろ、洗脳するのが上手いというか。
具体的なことは言わないで、ありがちで抽象的なことばっか言って、
「なんでわかるんですか!?」
ってなって、
この人はすごい占い師だ!って思われたら、
時期がいつかはわからないけど、こんな良いことがあるでしょうって、ありがちなこと言って、
起きなかったら「まだ起きていないだけで、これから起きるのでしょう」みたいなこと言って。
全ての占い師がそうだとは言いませんけどね。
こんな悪いことが、とか言って、そうならないためにこの壺を買え、とか、改名したほうが売れる、とか。
ス○ちゃんのブレイクに改名は一切関係ありませんから。
お○る改めモン○ッキー改めお○るを見てごらんなさいよ。
売れてないから。
「地獄に落とすわよ」だ?
お前が落ちろよ!
因みに、ス○ちゃんが売れた原因は、改名でも、ネタの良さでもなく、メディアと一般人の気まぐれです。
いずれにせよ、この占い師は自分のことをわかってくれている。
この人の言うことは絶対正しいんだ。
と、思い込ませることこそ、占いの本質なのです。
科学的根拠に基づいた占いは、未だこの世には存在しません。
予言も、都市伝説的なものしかないでしょう。
科学的根拠に基づいていたら、それは予知なやっぱりげんいmどと呼ばれるわけで。
どこかにこの世界の支配人がいて、その手にこの世のコントローラーが握られているのでない限り、予測できる未来というのは、現在からごく近い範囲にしか存在しないのですから。
それでは、何故人々はそれを真に受けてしまうのか。
原因はやはり、情報操作を行う情報発信者と、情報の取捨選択をうまくできない情報享受者にあるのでしょう。
実際に面白いかどうかは別として、面白い芸人だと紹介するテレビ番組。
それを見て、面白いかどうかは別として面白いと思い込む視聴者。
そりゃ、その時は売れますよ。みんなが面白いと思っているから。
しかし、そんな芸人の化けの皮はすぐに剥がれる。
一発屋芸人が増えるわけです。
人類滅亡説を信じ、ナイフを振り回した男。
占い師に洗脳された女芸人。
消えてゆく一発屋芸人。
みんな、思い込みによって苦しめられたのです。
占いとか予言とかに運命を決められてたまるかよ。
思い込みに支配されてたまるかよ。
なんてことを思いました。
もっとも、この思いもただの僕の独りよがりな思い込みなのかもしれませんね。
まあ、情報の発信や享受には十分注意しましょうってことで今日はここまで。