Kudryavka Niimiが適当に喋る感じのあれ。

ネットワークエンジニア見習いの日常系ブログです。鉄道や野球や漫画アニメとか、趣味関係の話が多めになる予定。

桃から生まれた話

昔あるところに住んでたお婆さんが川で洗濯してる間に拾った桃を割ったら中から生まれてきた男の子がすくすく成長し鬼退治に出かけた。


~鬼ヶ島にて~

鬼「参ったか桃太郎!鬼の底力をなめるなよ?」

桃太郎「くそっ…だが俺は来週、都の姫と結婚するんだ!こんなところで引き下がっていられるか!」

鬼「ふっ、笑わせてくれる!」

桃太郎「それだけじゃない…来年には爺さん婆さんの金婚式があるんだ!うぉぉー!必ずお前を退治してやる!」

ダダダダッ!

鬼「はーっはっは!片腹痛い!俺に勝とうなんざ1000年早いわ!とぅっ!」

グシャッ!グシャッ!

桃太郎「たとえ…たとえ1000年かかろうとも…俺は!お前を!退治するー!」


鬼「あーっはっは!あーっはっはっは!」

桃太郎「??」

鬼「あーっはっはっはっ!あーっはっはっはっ!ゲーラゲラゲラゲラ!あっはっ…あー痛っ笑いすぎてお腹痛い!あっはっ桃太郎、もう未来の話はするな!あーっはっはっは!ツボったwぎゃーっはっはwww」




桃太郎「…っていうことがあってさぁ。どうやら鬼の弱点は未来の話らしい。来年の話をしただけで腹抱えて笑ってたもん。まあ、結果的には俺のおかげでめでたしめでたしだったんだけどね」








一寸法師「…っていう話をこないだ桃太郎がしてたんだけど、本当はあれ、俺が腹のなかで針刺しまくってたのよ。笑っただけであんなにのたうちまわるほど腹痛くなるわけねぇんだよ。なのに鬼も桃太郎も気付かないしさぁ、嫌んなっちゃうね。だいたい、桃太郎が結婚した姫、2ヶ月前まで俺と付き合ってたのに、桃太郎が「鬼退治に行く!」って言い出してから急に裏切りやがったんだよ。やだね、ミーハーな女ってのは。あーあ、俺が鬼退治したってのに、すっかりヒーローは桃太郎だもんなぁ。俺も童話になりてぇなぁ…」



~数年後~

書店員「あの一寸法師の話も入った御伽草子、本日発売です!」

めでたしめでたし。