とあるイベント団体の代表とそりが合わなかった話
どうも、何かを作りたかったわけではなく友達ごっこがやりたくてイベント団体に参加していた主です。
そんなつもりはなかったんですが、そういうことになっているみたいです。
今回はそのことについて、少しお話したいと思います。
ことの発端
僕は昨年の秋まで、とあるイベント団体に所属していました。
この団体、僕と友人の2人で立ち上げた「新しい遊びをイベントとして提供する」という団体だったんですが、昨年解散しました。
というより、解散させました。
で、その一緒に立ち上げた友人が書いた某イベント団体を立ち上げて崩壊するまでのブログ記事があるって聞いたので最近読みまして。
まあ、端的に言うと腹がたったんですよね。
こんな書かれ方して、イベントの写真とかも使われてて、連絡一切なしでしたから。
こんなにボロクソ書かれて黙っちゃおれん!というわけでもないんですが、
これを僕の視点から書いたら面白いかなぁと思ったので書いてみることにします。
ところどころ記憶が曖昧な部分もありますので、脳内補完して進めてまいります。
なので、半信半疑で読んでください。
あと、僕はできればもう彼と関わりたくないので、写真とか団体名とかは一切出しません。ご容赦願います。
第一印象は「変なやつだなぁ」という感じでした
当時大学生だった僕は、同じ学科の友人に「俺は新しい遊びを作りたい。遊びは文化だ。だから、新しい遊びを作ることで新しい文化を作りたい」的なことを言われました。はっきりとは覚えてないですけど。そして、まあなんやかんやあってイベント団体を結成して、「新しい遊び」を世に発信することにしたのです。
最初に行なった団体としての活動は、団体を団体にすること。イベント団体の名前や活動方針を決めたりというところですね。新しいものをつくるということは非常に楽しく、大学生として平々凡々な日々を生きていた僕にとっては刺激をくれる良き存在だったと思います。
twitterってのはすごいですね、スタッフとして参加したい女子高生なんかも現れて、団体はまずまずのスタートを切ったのでした。
企画会議ではよく馬鹿話をしていました
団体として動き始めた我々は、結成から約3ヶ月後かな?に第一回のイベントを開催!結果は、、、まぁひどかったですね。
イベントのなんたるかとかも一切わかっていない状態でしたから。元々、自分たちがやりたいことをやろう!という思いが強く、イベント内容も一般受けしづらいようなニッチな感じになってしまいまして。企画の段階ではすごく盛り上がったんですけどね。
なんというか、自分勝手なイベントというんでしょうか、お客さんのことを一切考えていないイベントになってしまいました。
お客さんのことを第一に考える。シミュレーションを怠らない。
そんな、イベント運営には当たり前のことを学んだ第一回のイベントでした。
イベントを重ねるごとに方向性の違いを感じていきました
半年ほどが経ち、徐々にではありますがイベント団体としてまともなイベントができ始めてきた頃。僕は、団体の方針に少しずつ疑問を抱き始めていました。確かに、イベントとしてのクオリティは上がっている。しかし、「僕達がやりたいこと」と「お客さんがやりたいこと」の間には乖離があるのではないか。そもそも、イベント内容がニッチ過ぎて集客できないのではないか。
次第に僕は、自分のやりたいことよりもお客さんのやりたいことを優先したイベントを開催したいと考えるようになっていきました。しかし、僕の友人だった代表は自分のやりたいことを優先させるタイプで、相変わらず「一般受けしづらそうなニッチな内容のイベント」を継続的にやりたいと言うのです。
多分、代表の発想はYouTuberに近いんだと思います。自分では絶対にやらないけど一度見てみたいことを動画にすることで視聴数を増やそう、みたいな。代表は、これをさらに「自分で経験できるようにしよう」としていたのだと思います。
考えは正かったと思うのですけれどね。一般受けするイベントで知名度を上げるべきだと思っていた僕は、どうやったら多くの人が楽しめるものを作れるかばかり考えており、代表の考えとはすれ違い始めていました。
内輪で盛り上がるのが好きだったんだと思います
親睦と結束を深めるためということで、団体内の内輪で遊ぶ企画をやりだすようになりました。代表曰く、自分以外に企画やイベントの実行をやらせたかったということもあるらしいのですが、自分を理解してくれる人たちと遊びたいだけなんじゃない?という思いが拭えませんでした。まあ実際には本当に結束を深めたいとかそういう理由からだったと思うのですが、当時の僕にはそう思えてならなかったのです。彼は、理解者がいてくれているという安心感を得たいのではないかな?と。
僕も団体内イベントは何個か企画・実行したのですが、本業も忙しい人が多く、ごく僅かなメンバーのみで行われました。団体として噛み合ってないなぁという感は否めませんでした。
代表は大学卒業後にイベント団体の運営を本業にしたいという思いも会ったらしく、僕達メンバーの「不真面目な」態度に不満が溜まっていたようです。
代表には独裁気質もあったのかもしれません
企画会議では、メンバーから様々な企画案が上がっていましたが、「代表がやりたいと思ったもの」しか実行されることはありませんでした。最も、メンバーも確固たる「これがやりたい」というイベントもなかったのかもしれません。
意見が採用されない環境下では徐々に意見が出なくなります。どうせ全否定されて却下されるから。意見を出したところで何かが変わるわけじゃないから。そう思うと、代表に積極的に意見を出すメンバーは少なくなり、会議やイベントに参加しない人が増えていきました。(単に忙しかっただけとう説も濃厚)
代表は、こんな状況の団体に見切りをつけたのか、個人でイベントを開催するようになりました。団体の企画会議で上がった企画を、メンバーのだれにも相談せずに個人のイベントとして開催していたことを知ったときは、とても悲しい思いをしました。
いつかやると思っていました
結成から1年が過ぎ、来春には大学卒業を控えたとある夏の日のことでした。団体内イベントとして、メンバーの一人による企画としてバーベキューをやることになったのですが、そのときに事件は起きたのです。
僕は当日、大学の都合もあり欠席だったのですが、メンバーの一人から「リーダーが来ない」という連絡を受けました。当日は、代表が友人を誘っており、その友人とメンバーは面識がないので、とても微妙な雰囲気になってしまっているそうなのです。さらに時間が経ち、あまりにも雰囲気が悪くなったので、メンバーは現場の判断でバーベキューを中止にしたそうで、僕は残念だけど今回はしょうがないか…と感じていました。
その後メンバーからは「リーダーから連絡があり、寝坊とのこと」「謝罪はなく、むしろ中止したことについて逆ギレされた」とのLINEが。この時のイベントは、団体内企画という位置づけであると(少なくとも僕は)思っていたのですが、どうやら「代表の友人がお客さん」の「1つのイベントだった」という認識だったようで、これを中止にしたせいで代表は怒っているらしいのです。
確かに、イベント中止は非常に残念な結果ではありましたが、寝坊しておいてそりゃないだろ、と思っている僕にまたLINEが。そして、次の一文が僕を愕然とさせました。
「リーダーは昨日の夜、遅くまで友達とポケ○ンGOをやっていたせいで寝坊したらしい」
結局は自分勝手な人間に振り回されていただけでした
後日、僕は代表と2人で話をしました。
なんで遅刻したのか。なんでメンバーに逆ギレしたのか。メンバーがどれだけ準備をしたかわかっているのか。どんな思いでリーダーを待っていたと思っているのか。
彼の答えは、
「この団体のメンバーには自分も含めて、決定的にホスピタリティが足りない。現地にいたメンバーにもてなす気持ちがあれば雰囲気は悪くならず、イベントを中止しなくてすんだはずだ」
でした。何を言っても「ホスピタリティ」の一点張りでした。
そして、僕は悟りました。
この人は自分が一番大事なんだなぁと。人の気持ちとかを考えられないんだなぁと。
団体としてイベントを運営するのではなく、個人でイベントを主催する人々の集まりとしての団体存続も提案されましたが、僕にはもう彼と共に何かをしようという気はありませんでした。
そして、僕は団体の解散を提案し、解散させたのでした。
とまあ、僕の視点から書くとこんな感じですかね。
代表には代表の考えや悩みもあったのだと思います。
やる気の見えないメンバーや、ただ友達ごっこをやりたかっただけのメンバー、ホスピタリティの欠如したメンバーを束ねるのは無理だったのかもしれません。
なるべくしてなった結果だったのでしょう。
今は彼もフリーランスで食べていけているみたいですし、つくづく解散してよかったなぁと思うばかりなのであります。
それにしても、
結局、彼は友達ごっこをやりたかっただけで、何かを作りたくなんかなかったんだ。
ってひどくない?w